「毒」がなくては詰まらない 「蜜」がなくては愉しめない 「骨」がなくては意味がない
県闇融資究明の記録
黒い陽炎
著者/高知新聞編集局取材班
何が「闇」の体質を生み出したのか?
多くのメディアが迫れなかった同和利権の不正に切り込んだ。
価格: 820円 +税
頁数: 312ページ
判型: 新書判
ISBN: 978-4903722245
一般書店のほか、以下のオンライン書店でも取り扱いがあります。
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書籍内容
多くのメディアが迫れなかった同和利権に絡む不正に、地方新聞の記者たちが動き始めた。その「特報」は、やがて県議会による百条の設置、県警と地検の捜査へ。高知新聞取材班が徹底した取材で巨額の闇融資事件を暴いた衝撃の一冊。
高知県が特定の協業組合に巨額の公金を闇融資していたという、県政史上かつてない一大汚職事件。この事実を高知新聞が特報、それに基づき県議会が百条委を設置、調査。高知新聞の報道と連動して実体が解明されていく。ついには、高知県警と高知地検が捜査に乗り出し、元県幹部や元副知事、業者らが背任や詐欺容疑で逮捕、起訴され、裁判を受けることとなった。高知新聞で三十回にわたって連載された「黒い陽炎(かげろう)—県やみ融資究明の記録—」を基に大幅に加筆し、一冊の本にまとめた本書は、何が「闇」の体質を生み出したのかを問いかけている。闇融資問題の調査報道と企画連載「黒い陽炎—県やみ融資究明の記録—」は、日本新聞協会の新聞協会賞を受賞。(高知新聞社ウエブサイトより)
著者紹介
1957年高知市生まれ。1981年高知新聞に入り、2001年高知県庁の不正融資を暴く「県闇融資」取材班代表として日本新聞協会賞を受賞。社会部長を経て 2008年朝日新聞に移り、特別報道部長など。2012年福島第一原発事故に焦点 を当てた連載企画「プロメテウスの罠」の取材班代表で再び日本新聞協会賞を受賞。共著に『黒い陽炎―県闇融資究明の記録』(高知新聞社)、『プロメテウスの罠』(学研パブリッシング)、『「知」の挑戦本と新聞の大学I』(集英社 新書)、『レクチャー現代ジャーナリズム』(早稲田大学出版部)などがある。
【2021/01/10】依光隆明氏(朝日新聞諏訪支局)によるopinion
『 地方を食い散らすと言ったら言い過ぎか ー長野のメガソーラーに植民地構造がほの見えた』(
ここ
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